FXをする時には儲ける時の事ばかりでは無くて、予想に反する値動きをして損失が出そうな時についても考慮しておく必要はあります。そうした状況になった時に、どういう方法があるのか知っているのと知らないのとではその後の対応も大きく異なるからです。そこでここではFXで損失が発生しそうになった場合の対処としての基本事項であるナンピン買いと塩漬け、それに損切りについて説明をします。まず塩漬けについて説明をすると、相場が予想に反する結果となってしまった場合にそのまま決済を行わずに取引を維持し続ける事を言います。

塩漬けにする事で相場が反転して損失を抑える事が出来ると期待した場合に行います。一方で損切りというのは損失が出て損失がそれ以上拡大しないように早目に決済を済ませる事であり、損失が拡大すると判断した場合に行います。そしてナンピン買いというのは損失が発生した場合にさらに買い注文を出して取引の通貨の平均価格を下げる方法となります。例えば、1ドル110円の時に円を売って1万ドル購入し、その後円高になって1ドル108円になっていたとします。

その時点ですでに損失が出ているのですが、そこでさらに1万ドルを購入したとすると購入した通貨の平均は1ドル当たりで109円という事になります。その後、相場が円安に反転した場合に塩漬けだと110円まで待たないととんとんとならないですが、ナンピン買いだと109円になった時点で決済すれば損失がなくなります。FXでナンピン買いや塩漬けは失敗すると損失がさらに拡大してしまいますが、損切りも相場がその後反転した場合は待っていた方が良かったという事になり判断が難しいですが、これらの判断をいかにうまく行うかはFXを行う上では重要です。

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