ドル円の為替相場では今年に入ってから、大きく円高方向へ進むことが起こっています。年初にはドル円は118円程度となっていましたが、今年の5月初めにはドル円が105円台を付けるまでになっています。そのため、今年に入ってからのFX戦略としては円買いをしていれば良い状況が生まれていました。今年に入って10円以上もの円高が進んだ理由の一つとしては、日本の金融緩和政策に限界を感じ始めたヘッジファンドが、ドル売り円買いを仕掛けてきたことが挙げられます。
ドル円の為替相場では直近の3年程度は、日本の金融緩和政策によって円安が順調に進んでいました。その結果として、フェアバリューよりも円の価値が低くなる状況が生まれていました。そこで、日本の金融政策に限界が近づいていることから、ドル円がヘッジファンドの格好の攻撃対象になった可能性があります。しかし、最近のドル円相場では105円と付けてから、再び円安方向となり110円台を付けるようになっています。
日本の当局などでは為替の介入を行う準備がある発言が出たことで、ヘッジファンドなどが安易に円買いができなくなった背景があります。そのため、しばらくはFXでは円売りのポジションで対応をしたいところです。5月の下旬においては日本でサミットが開かれるために、この間の為替の介入の実行は考えづらいです。しかし、この前後の時期に日本政府による何らかの政策対応が出てくる可能性があります。
そうなると、ドル円相場では円安に振れやすくなり、FXでは円売りを継続して良いと考えます。請求代行のことならこちら