FXをはじめるためには、FXを取り扱っている業者に口座を開設する必要があります。取り扱っている業者としては、以前は専門の先物取扱業者が中心でしたが、現在ではネット証券やネット銀行なども参入しており、その選択肢は増えています。業者を選ぶポイントとしてよく言われるのがスプレッドとスワップポイントの2点です。取引を行う際には手数料を支払う必要がありますが、FXでは手数料を無料としてスプレッドで収入を得るのが一般的です。

スプレッドは実際のレートに対して上乗せされるものです。もっとも取引が活発なドル円相場であれば0.3銭程度になります。高いところでは1銭以上必要なケースもありますが、金融商品の中では少ない手数料で取引を行うことが可能です。特に人気のあるFX業者は低スプレッドを売りにしているところが中心です。

一方でスワップポイントは、その通貨を保有することで得られる金利のことです。FXは通貨を売買することでその差益を得るというものですが、通貨には金利が存在しており、その各通貨の金利差によって金利が付く仕組みとなっています。多くの場合にはスワップポイントはその通貨を買いで保持している場合には付与され、反対に売りで保持している場合には支払うことになります。つまり、スワップポイントが付く状態で保持している場合には保有するだけで金利を得ることができます。

特に新興国の通貨では高いスワップポイントが付くことが知られ、10%以上の利回りを得られるケースもあります。

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