FXトレードの特徴のひとつとして、さまざまな通貨ペアでトレードをすることができるという点が挙げられます。通貨ペアごとに特徴があるので、それを学ぶことはとても大事なことですが、それ以外に、通貨ペアの関連性を知ることも大事なことと言えます。ある国において為替相場に影響を与える経済指標の発表があり、その国に関係する通貨ペアの相場が動くことは理解できます。しかしながら、それとは関係のない国同士の通貨ペアにおいても大きく動くことがあります。
これは、為替相場だけでは知ることのできない、国同士のつながりがあるからです。特に貿易などの経済指標があれば、貿易で深い関係のある国の通貨にも影響を与えることがあります。つまり、FXトレードにおいては、ポジションを持っている通貨ペアの国のみの経済指標をチェックするだけでなく、ポジションを保有している国が貿易などで他の国とどのように関係しているか、互いに影響を及ぼしているかを知ることでトレードに対するリスク管理を高めることが可能となります。また、それ以外にも為替相場は各国の株式市場や金や原油などの商品市場とも関連しています。
毎日のFXトレードの中で確認してみると良いと言えます。特に重要な経済指標が発表されて、相場が大きく動いたあとには、トレードをしなくとも、為替相場と他の相場がどのような動き方をするか、知ることでトレードに対するリスク管理能力を高めることが可能となります。